2022年9月16日金曜日

ヒトメタニューモウイルス感染症

 RSウイルス感染症は、例年秋口から増えてくるのですが、

最近は8月の真夏にも感染する子どもが多く

昔のように流行の季節というものは

無くなりつつあります。

特に今年は春から全国的に過去最大級の流行があり

現在も続いています。

RSウイルスは、気道感染症の一般的な原因で

特に小児でよく原因になります。

ほぼ全ての小児が4歳になるまでに感染し、

多くは1歳でなるまでに感染します。

感染しても完全な免疫が得られるわけではないため、

再感染することがよくあります。

ヒトメタニューモウイルスは、

RSウイルスと似ていますが別のウイルスです。

ヒトメタニューモウイルス感染症は、

まだそれほど馴染みがないかと思います。

症状は、RSウイルス感染症と同様の症状を引き起こします。

感染後、3~5日で鼻水と発熱が現れます。

予防としては、コロナ対策と同様、

良好な衛生状態(手洗い・消毒・換気)を

保つことが重要な予防策です。

今年は、新型コロナウイルス感染症が

子ども達にも猛威を振るっておりますが、

熱と咳が強いと受診される子ども達の中には

抗原検査、PCR検査で陰性だが

RSウイルス感染症とヒトメタニューモウイルス感染症と

言われることがかなり多く見られます。

新型コロナ感染症より重症になる可能性もあります。

コロナでなくて良かったではなく、

病気をしっかりと診断することが大切です!




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