RSウイルス感染症は、例年秋口から増えてくるのですが、
最近は8月の真夏にも感染する子どもが多く
昔のように流行の季節というものは
無くなりつつあります。
特に今年は春から全国的に過去最大級の流行があり
現在も続いています。
RSウイルスは、気道感染症の一般的な原因で
特に小児でよく原因になります。
ほぼ全ての小児が4歳になるまでに感染し、
多くは1歳でなるまでに感染します。
感染しても完全な免疫が得られるわけではないため、
再感染することがよくあります。
ヒトメタニューモウイルスは、
RSウイルスと似ていますが別のウイルスです。
ヒトメタニューモウイルス感染症は、
まだそれほど馴染みがないかと思います。
症状は、RSウイルス感染症と同様の症状を引き起こします。
感染後、3~5日で鼻水と発熱が現れます。
予防としては、コロナ対策と同様、
良好な衛生状態(手洗い・消毒・換気)を
保つことが重要な予防策です。
今年は、新型コロナウイルス感染症が
子ども達にも猛威を振るっておりますが、
熱と咳が強いと受診される子ども達の中には
抗原検査、PCR検査で陰性だが
RSウイルス感染症とヒトメタニューモウイルス感染症と
言われることがかなり多く見られます。
新型コロナ感染症より重症になる可能性もあります。
コロナでなくて良かったではなく、
病気をしっかりと診断することが大切です!
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