10月の中頃より、発熱・咳・鼻水の症状を訴える子どもが多く、
「ヒト・メタニューモウイルス感染症」
と診断された子どもが増加しています。
ヒト・メタニューモウイルス感染症とは、
2001年の発見されたウイルスで
RSウイルス感染症と同じような症状のある
子どもから発見されたウイルスです。
昔から流行していた風邪のウイルスの一つですが、
今までに発見されていなかったウイルスです。
一回の感染で十分な終生免疫はつかないので何度も罹ります。
咳やくしゃみによる飛沫感染、
手指を介した接触感染をしますので
乳幼児の多い保育園で感染が拡がることがあります。
症状は感染して4~6日後に出てきます。
大人は上気道感染で済みますが、
子どもは下気道感染を起こします。
RSウイルス感染のように肺炎等を発症して
喘鳴が出て呼吸困難になることがあります。
効果のある薬はなく、対症療法になります。
食欲のない場合は、水分補給を
十分に摂取するように気を付けなければなりません。
流行している時に予防はなかなか難しいですが、
鼻水から感染することが多いので、
手洗いが特に大切です。
帰宅したらまず手洗い・うがいをしましょう!!
10月に注意しなければいけない感染症は、
感染予防対策を継続して頑張りましょう!!
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